일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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カール・マルクスとそのふじん

カール・マルクスとその夫人

宮本 百合子

宮本 百合子의 カール・マルクスとその夫人(カール・マルクスとそのふじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,263자 · 25화면

아오조라 문고

一八六四年の第一インターナショナルの成立。一八七〇年の普仏戦争と、翌年三月十八日に起ったパリ・コンミューンとその悲劇的な、然し名誉ある結末などは、歴史上有名なバクーニンとマルクスとの対立分離をもたらした。激しい国際情勢の変化と、ますます客観的に現実を洞察するマルクスの理論とは、社会発展の革命的段階について、バクーニンと対立した。そのように空想的なプルードンと離れ、主観的なラッサールとも離れて来た。それらの人達が自分を正しい者としようとして論敵マルクスに加える誹謗と、マルクスを最大の敵とみるブルジョア社会とは、カールにあびせられるだけの雑言をあびせつづけた。それらもイエニーの明るく暖い心持を傷つけることは出来なかった。いつの間にかイエニーも世界政治についてしっかりした見識のある一人の共産主義者となっていたのであった。

五十代になったカールの健康は衰えはじめた。ロンドン生活の貧困と心労、ひどい勉強が精力に溢れたカールの肉体をも疲らせ始めた。肝臓病が始まった。一八七四年からはカルルスバードの温泉療法が試みられた。温泉はいくらか利いた。けれども、そのとき、愛するイエニーが弱りはじめた。