후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ガラマサどん
ガラマサどん
佐々木 邦
佐々木 邦의 ガラマサどん을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 99,079자 · 202화면
家内が始終やかましく言ったが、未だに改まらない」
と溜息をついた。
「召上らないで、灰皿に御利用のようでございますが」
「然うさ。灰皿に落せば宜いのに、コーヒの中へ落す。チュッと音がするだろう? これが何とも言えない好い心持だ」
「はゝあ」
「家内は口やかましい女だったけれど、亡くなって見ると淋しいよ」
「御同情申上げます」
「いや、つい、詰まらない愚痴になった。ハッハヽヽヽ」
「何う致しまして」
「熊野君、我輩はコーヒについてはもっと勇猛な思い出がある」
「早速承わりましょう」
「我輩が熊本をおっ走って東京へ出て来たのは明治十七年、二十一の時だった。これは覚えて置いてくれ給え」
「はあ」
「或日同郷の先輩のところへ頼って行ったら、お茶の代りに妙なものを出した。甘くて苦くて頗るうまい。『何ですか?』と訊いて見たら、『コーヒ湯じゃ』と言う。その頃のコーヒはこの節のと違って、角砂糖の中へ仕込んであった。砂糖ごと熱湯で解かして飲む」
「私も子供の時飲んだことがあります」
「それは感心だ」
「しかし余りうまかったとも覚えていません」
と私は味まで思い出した。
「ところが我輩は田舎漢だったから、東京の紳士は実に豪いものを飲んでいると思って、悉皆敬服してしまった。