일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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シカゴのきじ

シカゴの雉子

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 シカゴの雉子(シカゴのきじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,610자 · 6화면

아오조라 문고

ところがアメリカでは、美しくなくても、旧ければそれでよいのですね」と言っていた。これはなるほど一つの発見であって、アメリカ人が滅多に見せない隠れた劣等感の一つの現われかもしれない。

劣等感ということが、日本人については、戦後になってとくによく言われるが、程度の差こそあれ、何処の国の人間にも、劣等感はあるものである。何百年前に開業した靴屋かは知らないが、裏通りの汚い店の前に、遊覧バスがとまるのは、どう考えても、少し変である。劣等感というと、少し言葉が強すぎるが、自分のもっていないものにあこがれる性質は、誰にもあるのであろう。

アメリカは、国内に沢山の問題をもちながら、どんどん発展している。外交なども下手くそで、さんざん外国へ金だの物資だのを送ってやって、それでいて方々で悪口を言われている。極端な商業主義に徹しているかと思うと、個人の大部分は、ひどく親切である。何だかひどくちぐはぐな国ながら、生産はどんどん上がり、国力はひどく充実している。

こういういろいろ矛盾した面を持ちながら、一つのまとまった国になっている。日本とはもちろん大いに違うが、同じ西洋といっても、欧州の諸国とも、ひどく違っている。