일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ジロリのおんな

ジロリの女

坂口 安吾

坂口 安吾의 ジロリの女(ジロリのおんな)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,597자 · 102화면

아오조라 문고

私は漫才のお手伝いをしたとき、これは一度、ぜひともナジミの彼女方に披露しておく必要があると思って、招待を発した。そのとき、どういう風の吹き廻しか、若い妓たちと一緒に金龍姐さんが現れたのである。

あのとき私が筆をふるって自ら出演の紙札を書いた即席の芸名が、漫才、ゴロー三船、つまりただ私の本名を二つに分けたにすぎないのである。

「あなたは本名を二つにわるぐらいの人なのね」

と金龍姐さんは例のジロリと一ベツして、こう言ってソッポをむいた。なんの意味だか分りやしないが、何か気のきいたヤッツケ文句のつもりであろう。意あまって言葉足らず、姐さんはチョットそういう御仁でもあった。

それからの一夜、私が照葉をよぶと、同じ待合でよそのお座敷をつとめていた照葉がやってきて、

「ゴロー師匠にお座敷よ」

という。

金龍姐さんが客人に披露して、こんどこの土地にゴロー三船という大学生幇間が現れたのよ、趣向が変ってバカらしいから呼んでやりなさい、と言ったという。

私も癪にさわったが、よろし、その儀ならば、目に物を見せてくれよう、というわけで、幇間になりすまして、即席、見事に相つとめて見せた。