일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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スウィスにっき

スウィス日記

辻村 伊助

辻村 伊助의 スウィス日記(スウィスにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 216,275자 · 410화면

아오조라 문고

先登はヘッスラーで、次が私、フォイツは後殿である、ガイドの持ったランターンが、踏み固めた雪路に赤く滲んで、東へ東へと揺れて行く。昨日の跡が凸凹に凍っていて、非常に歩きにくい、がそれが無かったなら、ぼーっと一面に蛍光を発って、闇に終る広い雪の斜面に、私達は取るべき路に迷ったに相違ない。

星明りに登る雪路は、昨日辷り下りた足路を辿ったのではあるが、路が違いはしないかと思われたほど非常に遠く、それに思ったよりも急でなく、どこまで登っても果がないように感ぜられた。然しそれは、比較するもののない夜路と、雪の上で、非常に手間どった為めであったろう、私は危ぶみながら立ち止って見廻わした、ランターンの赤く滲じむ幾尺の外は、沙漠のような灰色のフィルンである。

雪を散々登りつめると、急な崖に取っついた、北へ切れれば、シュレック・フィルンから落ちる深い氷河で、雪の反射から黒い崖に移った私達は、うす暗いランターンに足もとの幾平方尺を照しながら、石垣の塗土のように、岩のかけらに喰い込んだ氷に杖を打ち込んで、又東へ向って登って行った。

私達はガック Gagg と呼ばれる岩角に来た。