후리가나로 읽는 일본 고전
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スウィスにっき
スウィス日記
辻村 伊助
辻村 伊助의 スウィス日記(スウィスにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 216,275자 · 410화면
天気は非常にいい。朝は村の間を散歩して、十一時十三分の電車でシュピーツへ向かう。これからも左側の窓が景色がいい。
線路は、まもなく大きな曲線を画いて、絶壁の側面をカンデルグルント Kandergrund の谷底に下りる、すぐ左に高い岩山の上に、取りのこされたフェルゼンブルク Felsenburg の塔の上に、数本のタンネが聳えて、ここを曲る時、やはり左の谷奥に、アルテルスとバルムホルンが表われた。フルッティゲン Frutigen から、なおカンデルの流れに沿うて、ニーセン Niesen, 2366m. の登山鉄道を左に仰いで、山の東の裾をぐるっと廻ると、ここにはもう靄がたなびいて、どんよりと暗い雲の底に、トゥーンの湖が鉛色に表われる。シュピーツは静かな町である、トゥーンの南ニーセンの直下にあるから、あおのくと、ピラミッドの雪の山は湖水をのぞき込むように屹えて居る、対岸のベアテンベルクには、重たく雲がたれ下って、フィヒテの森が雪をかずいて美しかった。十二時に乗りかえて、湖水の南ぎしを、水はすぐ左手に、右には、冬枯れの牧場と板屋根の百姓家と、その上にのしかかる雪の、アーベントベルクの麓を廻って、半時間でインテルラーケンに着く。