일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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スウィスにっき

スウィス日記

辻村 伊助

辻村 伊助의 スウィス日記(スウィスにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 216,275자 · 410화면

아오조라 문고

岩角を登りきって、またも吹きしきるアレトの上に、きっと絶頂を見上げると、雪のアウトラインは吹雪にうっすらとぼかされて、西の風が直下グッギー・グレッチャーからまともに吹きつけているのが手に取るように仰がれた。シュネーシュトゥルム! 重く濁ったシュトイリの声が、疾風の間にもずんと鼓膜にこたえた。然し、彼はもう何事も云わない、カウフマンも黙して私の後を登って来る、私は勿論、駄目だ! と宣告されるのが恐ろしさに、そ知らぬ顔で息をころして、吹雪の中を登ってゆく。然し風速はあまり変らず、私達の希望した通り、むしろ案外早く、十時四十分には絶巓の雪の上で雀躍りして、グリュッセを叫び、握手をして、さて四方を見廻した。西に近いのは勿論ユンクフラウである。ユンクフラウ・ヨッホの小屋は、ここからは見えないが、ユンクフラウ・フィルンからロッタール・ザッテルと、昨日の登路はありありと見渡される。

北側はアイガー・グレッチャーの上にのしかかった直立のワントで、右にアイガーがギザギザに割れたグラートに連いて低く且つ小さい。然し何よりも眼をひくのは、ベルネルアルペンの最高峰フィンシュテラールホルンではなく、又、第二高峰四千百八十二米突のアレッチホルンでもない、オーベレス・アイスメーヤの空に高く、フリントのように雪を浴びた、彼のグロース・シュレックホルン