후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
チャーリーはどこにいる
チャアリイは何処にいる
牧 逸馬
牧 逸馬의 チャアリイは何処にいる(チャーリーはどこにいる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,400자 · 31화면
事件の性質は一変した。もう、富豪の迷児を見つけてお礼にありつこうなんかという暢気なものではない。新しい命令が全市へ飛んで、警官はいっせいに緊張した。あわただしい電話と電報が深夜の空気をゆるがせて、即刻フィラデルフィアの外輪六十マイルにわたって警戒網が敷かれた。誘拐の前科者へはすべて動静を窺うべく刑事が付けられた。普段から白眼んでいる市内外の悪の巣窟へは猶予なく警官隊が踏み込んだ。が、この、七月一日の夜中から翌二日、三日とかけて総動員で活躍したその筋の努力は、なんら報いられなかった。問題の馬車に乗っていた二人の男も、チャアリイも、まるで大地にでも呑まれたように、その片影すら見せないのである。
こうなると、ロス氏としては、警察と神様を頼って祈るよりほか仕方がない。そのあいだのロス氏の気持は、じつに、自分の心臓を生きたまま食べるという形容のとおりだった。ゴルフで鍛えたロス氏が、一睡もしないために眼は凹み頬はこけて、まるで別人のようになった。彼は、一日の朝オフィスへ着て出た服のまま、昼夜ネクタイも取らずに吉報を待って電話の傍らに立ちつくした。しかしそれでもロス氏の頭の隅には、まだまだ一縷の望みが宿っていた。