일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ドナウげんりゅうこう

ドナウ源流行

斎藤 茂吉

斎藤 茂吉의 ドナウ源流行(ドナウげんりゅうこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,565자 · 44화면

아오조라 문고

晩春となればもっと北の方へ帰るのであろうかなどと思った。飛立った雁は余り僕を恐れぬらしく二たび少し隔った水面に落ちた。僕は、春のドナウに浮寝している雁は、抒情詩になるだろうと思った。

暫く行くと、向うからブレーゲが来て、ブリガッハに合した。ブレーゲは平野の彼方からながれ来るので、それが幾うねりにもうねって、平野のすえに見えなくなっている。そのブレーゲも、僕が汀に立っているブリガッハも、無障礙の日光を受けて照りかがやいて居る。まぶしく白い光の反射している水面は、何だか膨れたようになって流れている。水面は直ぐ陸から続く気持で、しゃがんでその儘水を掬ぶことも出来た。ここから愈々ドナウがはじまるのである。

この張のある、白い光の耀いている水面を見ると、「ドナウもいよいよ細くなって来た」とは言兼ねるところもあった。けれども僕は秘かに満足せねばならなかった。そして、ブレーゲをドナウの支流と看做して地図を辿って行くと、ブレーゲは平野から追々谷へ入って行った。それから西の方へ折れて、そこの山中から出て来ていた。僕はドナウの写真を撮ろうとおもったが、逆光線で旨く行かない。