후리가나로 읽는 일본 고전
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ドナウげんりゅうこう
ドナウ源流行
斎藤 茂吉
斎藤 茂吉의 ドナウ源流行(ドナウげんりゅうこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,565자 · 44화면
そこからは森と森の間が狭くなって、谿をなしている。そこを Gropper の谿と名づける。川はそこを流れている。そこからもっと川上へ辿って行くと、川は西の方へ緩く曲って、遂に無くなってしまう。そこはブリガッハの森である。そこから水が出でて来るのであった。
汽車はドナウに沿うて走り、イムメンヂンゲン駅までは元来た同じ道を戻るのである。ドナウは午後の日を受けて飽くまで白く光っている。そして平野のなかを、流れるか流れぬか分からぬような工合で流れている。岸に枯れた葦のあるのが見える。鴉が四五羽岸の処に飛び、時には雁が浮いている。このあたりは来るとき明月の光で見た処である。或処では原始的な橋の架かっているのなどが目に付いた。麓の村からその背後の森に入って行く白い路などが見える。その丘のうえに牛が耕している。耕したところだけが褐色になって見える。暫くすると、峡間になってドナウはその間を流れた。汽車は今度は丘のうえを走ったからドナウを見おろすようになった。このあたりは来る時に月明で見たのかも知れない。隧道をくぐると落葉樹林でその間に常緑樹も交っている。落葉樹は未だ微かな芽を吹いているに過ぎない。