일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ドーヴィルものがたり

ドーヴィル物語

岡本 かの子

岡本 かの子의 ドーヴィル物語(ドーヴィルものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,723자 · 44화면

아오조라 문고

――米のビスケット……………ふふふ……大変、旨い。

彼女の行儀わるく踏みはだけた棒の様な両脚に、商売女の素気無さが露骨に現われて居たが、さすがに無雑作に物を喰べて口紅をよごさない用心が小田島に少し可哀相に思えた。カキモチも宜い加減喰べると

――フランスの女はね。自殺する間際まで喰べものの事を考えて居るのよ。男には失恋しても喰物には絶対に失恋し度くないのよ。

女はこんな訳の分らぬことを云ってますます憐っぽくしおれかかる。

――わたし今夜ご飯喰べられないのよ。あんた晩ご飯おごってよ。あたし払いが出来なくなって、おっ払われたんだから独じゃこのホテルの食堂へは入れないのよ。

小田島は絶体絶命という気がした。

――じゃ、まあ、僕と一緒に来給え。

すると女は急にあたりまえだという顔をしてずんずん先に立って食堂へは入って来て仕舞ったのだ。

女は座席に即くと悠々小田島のシガレットケースから煙草を抽き出してふかし始めた。そして胡散臭そうに女を見乍ら誂を聞く給仕男へ横柄に、

――ちょいと。何かぱっと眼の覚めるようなものを持ってお出で、コニャックでも。それから鵞鳥の脂肪を少し余計持っといで。