후리가나로 읽는 일본 고전
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ノンシャランどうちゅうき
ノンシャラン道中記
久生 十蘭
久生 十蘭의 ノンシャラン道中記(ノンシャランどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,011자 · 23화면
そういってから、腰に吊していた匕首を抜き、三度死人の頬に触れ、死人の毛髪を少し切り取って胸の小嚢に納め、それから柩に向って手をうちながら、荘重な声で、即席の埋葬歌を唄い出した。
こいつは村で一番の射撃の名手であった。
雀の嘴から麦の粒を撃ち落す奴であった。
この地上にはもう撃つものがなくなったので、
それでお前は天国へ行ってしまったのか。
そんなら神様と二人で雲雀でも撃って遊んでいるがいい。
お前の敵は鉄砲持ちをするために、
いずれ後から追いつくだろう。
すると、一同はこれも手を打ちながら「いずれ後から追いつくだろう」と、追句を唱った。
族長は聖句も読みあげ、死人の蹠に油を塗り、柩の蓋をすると、六人のコルシカ人は柩をかつぎあげ、低い声で鎮魂歌を合唱しながら墓地の方へ、夕星の瞬く丘の横道をゆるゆるとのぼっていった。
族長は柩が丘の向うに見えなくなるまで見送ってから二人に向い、
「コルシカ人を手にかけたものは、コルシカ人の復讐を受けなくてはならん。ここに並んだ五人の同郷人のうちの二人がそれを果すのでごわす。それは今日から三日目のアヴェ・マリアの刻限までに果されることになりましょう。