후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ノンシャランどうちゅうき
ノンシャラン道中記
久生 十蘭
久生 十蘭의 ノンシャラン道中記(ノンシャランどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,515자 · 27화면
お、これはいかん、とコン吉が、丸天井もつん抜けるような胴間声を張り上げ、
「小僧や、ここへ来い! 小僧や、ここへ来い!」と、けたたましく連呼したが、青札は急につんぼにでもなったのか、泰然自若として身動き一つするでもなく、さればとて恥入ったような面持をするでもなく、のめのめと金方の熊手にさらわれていってしまった。
これは! と、あきれて、声もなく顔を見合わしている二人のそばへ、四方八方から駆け寄って来たのは、空色の家令服に白い長靴下をはいたカジノの給仕達、およそ二十人あまり、
「何か御用で?」と、うやうやしく一斉にお辞儀をした。狐につままれたような顔をして給仕の大群を見廻していたコン吉は、おろおろと舌をもつらせながら、
「なんですか? 別に用事はありません」と、いうと、給仕たちは声をそろえて、
「でも、ただ今、(給仕来い! 給仕来い!)と、続けさまにお呼びになりました」と、申し立てた。
八、○は〇に通ず不可思議なる霊感。どうやら詐欺に引っかかったようだ、とおそまきながら気が附いたのは、およそ四千法ほどすってしまってからのこと。二人はカジノの正面にある、朱塗りの床几に腰を掛け、鼻っ先に截り立った白堊の山の断面が、おいおい赤から濃い紫に変ってゆくのをわびしげに眺めながら、言葉もなく鼻を突き合していたが、コン吉はやがて