후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ノンシャランどうちゅうき
ノンシャラン道中記
久生 十蘭
久生 十蘭의 ノンシャラン道中記(ノンシャランどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,515자 · 27화면
噴水盤の頭蓋などによじ登り、「花と美人の会合」を、せめてその眼にて瞥見し、もっぱら後学の資にしようと、まだ明けやらぬ五時ごろからひしめき集う大衆無慮数万。碧瑠璃海岸の人口をことごとくここに集めたかと思わるる盛況。
やがて定刻間近く檸檬と夾竹桃におおわれたるボロン山の堡塁より、漆を塗ったるがごとき南方藍の中空めがけて、加農砲一発、轟然とぶっ放せば、駿馬をつなぎたる花馬車、宝石にも紛う花自動車、アルプス猟騎兵第二十四連隊の軍楽隊を先登に、しずしずと競技道路に乗り込み来る。まっ先に登場したのは、「王室の象」と名づけし、ミラノの自動車王グラチアニ夫妻の花馬車。四頭の白馬にひかせた四輪馬車の上には、白色のフランス大薔薇と珍種の蘭をもって作りたる巨象をすえ付け、その背には、薄紗の面怕をつけたアフガニスタンのバレエム王女が乗っている。その次に立ち現われたのは、族館「地中海宮」の「大鳥籠」と名付けし二輪馬車。空色の香紫欄花に瑠璃草で作った鳥籠の中でさえずるのは駒鳥にあらで、水仙黄の散歩服に黒天鵞絨の帯をしたる美貌の閨秀詩人オウジエ嬢。続いて亜米利加の百万長者ビュフォン夫人の「金の胡蝶」