일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ノンシャランどうちゅうき

ノンシャラン道中記

久生 十蘭

久生 十蘭의 ノンシャラン道中記(ノンシャランどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,165자 · 24화면

아오조라 문고

て閉口するばかり。当日の賞金は、一等から八等まで、直接の保護者たるコン吉とタヌの手に渡ることになった。

この賞金合計八百五十法のうち、四百法だけを今日までの子供らの養育費として受け取り、残りの四百五十法は、今日以来八人の子供を扶養することになった仏蘭西共和国政府へ、改めてコン吉とタヌから、扶養費の一部として献納することになった。

フランスの本土とこの「美しき島」をつなぐ定期船は、八月の青いブルタアニュの波を舳で蹴りながら、いま岩壁を離れたところだ。村長、村民、麺麭屋の若い衆と肉屋の娘、それに八人の子供達が、岩壁の上に立ち並び、みな名残惜しげに手を振り声をあげて別れを惜しむのであったが、この八人の木像どもはいぜんとして唇をへの字に結び、眉根に皺を寄せてむっつりと押し黙っているのだ。船からタヌが、

「do-do ちゃんご機嫌よう! re-re ちゃん、時々手紙をくれるのよ! fa-fa ちゃん、あまり高い所へ登るんじゃありませんよ」

と、せわしくそれぞれ八人の子供に声を分ち、うるんだ眼でうなずいて見せ、帽子を振り、ハンカチで洟をかんだ。

船は海老の生巣を浮かせた堤防のかたわらを徐行していたが、やがて大きな波のに衝き当り、こ憎らしい仏蘭西人がするように、その肩をピクンとさせたと思うと、堤防で囲まれた狭い視野の中