일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ハイカラこう

ハイカラ考

木村 荘八

木村 荘八의 ハイカラ考(ハイカラこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,649자 · 16화면

아오조라 문고

明治の新派俳優の伊井蓉峰は、その名の「いい容貌」とあった通り、一世の美男を謳われたものだったが、もし伊井が「美男」・つつころばしかぎりのもので、晩年の阿久津(二筋道)の芸はなく、若い頃真砂座の近松ものを掘り返した頃とか、中頃さかんに白く塗って「不如帰」の川島武雄で泣かせた頃、これをもつて終った人だったとすれば? さしたる芸者ではなかったろうと思うのである。

晩年の阿久津は、その時すでに伊井は必ずしも「いい容貌」ではなく、その顔に皺もふえ、のどは筋張って、もはや「老い」にむしばまれた、云おうなら「醜男」になりかかったものだったにかかわらず、むしろその人態(形而上)をもって、老伊井の演じた「阿久津」は至芸となり、二筋道はあたって、その頃ぺちゃぺちゃだった新派はこれによって盛り返した。

「美人」と「人」全体にかけて一般に云っても、その中に「男」は含まれないが、逆に男子は、年とって、醜くくなってから、かえって「美人」となり得る。――こう云ったら綺語に陥ちるだろうか。大きにそれは「男」の「曳かれものの小唄」と一蹴されれば、それまでのこと。

幕政の頃――それは明治も初年時代まではつづいた――今から概括して「イキ」