후리가나로 읽는 일본 고전
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パノラマとうきだん
パノラマ島綺譚
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 パノラマ島綺譚(パノラマとうきだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 78,920자 · 153화면
彼女の驚きは、決して誇張ではないのでした。
併し、進むに従って、彼女は最早や、一匹の魚に驚いている余裕はありませんでした。次から次と、ガラス板の外に、彼女を送迎する魚類の夥しさ、その鮮かさ、気味悪さ、そして又美しさ、雀鯛、菱鯛、天狗鯛、鷹羽鯛、あるものは、紫金に光る縞目、あるものは絵の具で染め出した様な斑紋、若しその様な形容が許されるものならば、悪夢の美しさ、それは実に、あの戦慄すべき悪夢の美しさの外のものではないのでした。
「まだまだ、私がお前に見せたいものは、これから先にあるのだよ。私があらゆる忠言に耳を藉そうともせず、全財産を抛ち、一生を棒に振って始めた仕事なのだ。私の拵え上げた芸術品がどの様に立派なものだか、まだすっかり出来上ってはいないのだけれど、誰よりも先に、先ずお前に見て貰いたいのだ。そして、お前の批評が聞きたいのだ。多分お前には私の仕事の値打が分って貰えると思うのだが。……ホラ、一寸ここを覗いてごらん、こうして見ると海の中が又違って見えるのだよ」
廣介は、ある熱情をこめて囁くのでした。
彼の指さした箇所を見ますと、そこは、ガラス板の下部が径三寸ばかりというもの、妙な風にふくれ上った丁度別のガラスをはめ込んだ様な形なのです。