후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
パノラマとうきだん
パノラマ島綺譚
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 パノラマ島綺譚(パノラマとうきだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 78,920자 · 153화면
そして、それが彼女の目の前に接近した時の恐しさ、正面から見れば、殆ど顔ばかりの獣です。短い足の上にすぐ口が開き、象の様な細い目が直ちに背中の突起物に接しています。皮膚は、非常にでこぼこの多い、ざらざらしたもので、その上に醜い斑点が黒く浮き出している、それが恐らく小山の様な大きさで、まざまざと彼女の目に映ったのです。
「あなた、あなた、……」
彼女はやっと目を離すと、襲われた様に夫の方を振向きました。
「なあに、怖いことはないのだよ。それは度の強い虫眼鏡なんだ。今お前が見たものはね、ホラ、こうして、このあたり前のガラスの所から覗いてごらん、あんなちっぽけな魚でしかありゃしない。ね、躄魚って云うのだよ。鮟鱇の類なのだ。彼奴は、ああして鰭の変形した足で以て、海の底を這うことも出来るのだよ。アア、あの嚢みたいなものかい。あれは見る通り海藻の一種で、わたもって云うんだ相だ。嚢の形をしているんだね。サア、もっと向うの方へ行って見よう。さっき船の者に云いつけて置いたから、うまく間に合えば、もう少し行くと、面白いものが見られる筈だよ」
千代子は夫の説明を聞いても、怖いもの見たさの奇妙な誘惑に抗し難くて、再三度、この廣介のいたずら半分のレンズ装置を、覗き直して見ないではいられませんでした。