후리가나로 읽는 일본 고전
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パラティーノ
パラティーノ
野上 豊一郎
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N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,267자 · 18화면
彼がフラヴィウス家(ヴェスパシアヌス以後)の出だったからである。その宮殿は実はアウグストゥス(初代の皇帝)の宮殿の一部を彼が改修したものだといわれるから、改修の程度が根本的のものであったか局部的のものであったかはわからないけれども、最初の時から数えればすでに二千年たっているわけであり、改修の時からとしても千八百五六十年はたっているわけだが、その割によく保存されているので、石造建築の寿命の長さというものが今更のように考えられる。そのことはエジプトでは、その二倍以上の寿命を保っている実例を見て、もっと痛切に感じられるのであったが。
正面に緑色の斑のあるチポリーノ大理石の円柱の二十本ばかり並んだ柱列を見て玄関にかかると、白髪のびっこの老案内人が出て来て私たちを迎えた。至って閑散と見えて鄭寧に説明してくれたけれども、くわしいことは『ベデカ』にでもゆずり、印象の深かった部分だけを書いて見ることにしよう。
構造は長方形(長さ約一五〇米、幅約一〇〇米)で、中央に柱列を四方に繞らした大きな中庭があり、北側と南側に三つずつ部屋がある。北側の中央は玉座のある部屋で、サン・ピエトロの内陣よりも大きいといわれるが、玉座の上の天蓋は取り去られ、六つの壁龕の円柱は運び去られ、壁龕に台座のみは残ってるが、その上に立っていた彫像か鋳像