후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ピストルのつかいかた
ピストルの使い方
泉 鏡花
泉 鏡花의 ピストルの使い方(ピストルのつかいかた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,100자 · 78화면
――もっとも、この山のかかる時には、砲台形に並んだ丘の上をはじめ、少し脊の高い松のどの樹にも、天狗が居て、翼を合せ鼻を並べて見物する。親仁は、てくてくと歩み寄ると、閣翁父子の背後へ、就中、翁の尻へ、いきなり服の尻をおッつけるがごとくにして、背合せに立った。すなわち銅像に対したのである。
一人やなんぞ、気にもしないで、父子は澄まして、衆の我に対する表敬の動揺を待って、傲然としていた。
黒服の親仁は、すっぽりと中山高を脱ぐ。兀頭で、太い頸に横皺がある。尻で、閣翁を突くがごとくにして、銅像に一拝すると、
「えへん。」
と咳き、がっしりした、脊低の反身で、仰いで、指を輪にして目に当てたと見えたのは、柄つきの片目金、拡大鏡を当がったのである。
「は、は、は、違う、違う、まるで違う。この大入道の団栗目は、はじめ死んでおった。それが鏨で活きたのじゃ。すなわち潰されたために、開いたのじゃ。」
「何。」
「あ、先生。」
と、運五郎氏がギクンと首を折った。
「柴山君、しばらくじゃ。」
「お父さん、お父さん、榊原――俊明先生です。」
東京――(壱)――芸学校の教授にして、(弐)――術院の委員、審査員、として、玄武青竜はいざ知らず、斯界の虎! はたその老齢の故に、白虎と称えらるる偉匠である。