후리가나로 읽는 일본 고전
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マクシム・ゴーリキイのでんき
マクシム・ゴーリキイの伝記
宮本 百合子
宮本 百合子의 マクシム・ゴーリキイの伝記(マクシム・ゴーリキイのでんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 60,543자 · 120화면
の破壊力の裡へ堕落しそうになった一箇の才能のきは、私達に最も厳粛な同情と真面目な省察とを促すのである。
今や、ゴーリキイは「ぼんやりした、しかしこれまで見たすべてよりももっと意義のある何ものかへの欲求」に燃えて、カザン市の貧民窟「マルソフカ」の一部に大学生プレットニョフと暮しているのであった。が、プレットニョフとゴーリキイとが暮しているのは、その有名な貧民窟の中にあっても部屋と名づけられない階段下の廊下の一隅であった。屋根裏へのぼる階段の下の廊下にプレットニョフの寝台が一つ置いてあり、廊下のつき当りの窓のところに机、椅子。それっきりしかなかった。ゴーリキイは夜その寝台に眠った。プレットニョフは昼間。
貧しいこの大学生はカザンの新聞社へ夜間校正係として働き、一晩十一カペイキずつ稼いで来た。ゴーリキイに稼ぎのなかった日、この心を痛ましめる睦しい同居者たちは四切のパンと二カペイキの茶、三カペイキの砂糖だけで一日を凌ぐことも珍しくない。ゴーリキイは波止場稼ぎを屡々やすんだ。プレットニョフは若い孤独なゴーリキイの生活の困難と危険とを知って、彼と一緒に暮し、田舎の小学校教師になる試験を受けるようにとすすめたのであった。