일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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モスクワいんしょうき

モスクワ印象記

宮本 百合子

宮本 百合子의 モスクワ印象記(モスクワいんしょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,941자 · 42화면

아오조라 문고

それだけ話してみると本気にし難いような専制にしても、それが存在し得た限りで必ず民族の搭載量以上には出なかったのだ。――何ともいえぬロシア的ゆとりで、専制者の生活が各人の生活を底まで引かき廻してしまわぬうちは、一切のパンと彼等の魂に忍耐ののこる余裕のあったものは、誰が琥珀張の室で誰といちゃついていようが、彼等はこせこせしなかった。「俺のことではない」そして、根強く生きつづけて来たのである。

いよいよ魂が日夜叫びつづけ「我慢出来ない」時が来た時、彼等はどんな工合に背中の重荷を投げ棄てたか? 世界の人間が驚愕して髪の毛を逆立て、やがて一斉にわめき出した程投げ棄てた。ロシア人は、「我慢出来ない!」とうめいて或る状態の中から立ち上った時が最も恐ろしい。彼は飛躍する。彼の最大の可能でどっちかへ飛躍する。神へ向ってか、悪魔へ向ってか。民衆は天真で自分達のうちにあるこの天才と恐怖とを自覚していないように見える。ロシア史のあらゆる偉大な瞬間と恐ろしい瞬間は、心理的には、この山羊皮外套の中で体温高き民衆の飛躍性と深い関係を持っていると思う。

或る民族の持つ風呂によって、彼らの気質の一部を観察できるものとすれば、ロシア風呂は独特だ。