일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ロンドンせんきゅうひゃくにじゅうくねん

ロンドン一九二九年

宮本 百合子

宮本 百合子의 ロンドン一九二九年(ロンドンせんきゅうひゃくにじゅうくねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,789자 · 62화면

아오조라 문고

かくて――

S・M氏夫妻は日本に於ける彼の店がつぶれた後ロンドンへ来た日本人である。

数ヵ年住んでいる。すでに質素なアパアトメントの壁はどんな紙で貼られているか見えなくなった。そんなにうんと経済に関する各種の書籍が集められた。M氏は多く読み、英国労働組合内に友人を持ち、ロンドンに於けるインド留学生集会に招かれて自治論を慫慂した。

ロンドンでなら、しかし、いつでもM氏夫妻に会えるとは限ってない。国際連盟の労働会議があると、夫妻はジェネ※(濁点付き片仮名「ワ」、1-7-82)へ出かけた。労働代表はM氏の語学と時に応じての忠言で援助された。自分一箇の利害は没却して日本における労働問題解決の縁の下の力持、社会へ奉仕するのが商人でなくなったM氏の理想である。

ロンドンにおれば、また相当来客がある。M氏程まだ充分イギリスを内臓へ吸収せぬ後輩、あるいははるばる官費で英国視察に来た連中が時間と語学の不足から彼のもとへ駈け込み、集約英国観察供給方を依頼する。

時に例えば某学校長のような訪問客さえある。校長君の意見によると英国を英国たらしめたのは何よりも英国の紳士気質だ。