일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いちのくらさわしょうめんのとうはん

一ノ倉沢正面の登攀

小川 登喜男

小川 登喜男의 一ノ倉沢正面の登攀(いちのくらさわしょうめんのとうはん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,722자 · 12화면

아오조라 문고

最後の岩塊を避けて右へと抜け出ると、急に傾斜がなくなって、漸く自分たちが国境線の尾根筋に出たことを知った。

巻上がる霧の中にぼんやりと浮ぶ茂倉岳の肩の辺を、赤々とうるんだ夕陽が沈んで行く。ロープから解放されて、長い闘争の後の限りない安易に浸りながら、固くこわばったロープを巻き収めつつ、じっと沈んで行く夕日を見つめていると、激しい疲れと同時に何かしら淡い哀愁を覚える。

夜の帳は迫っている。短い休息をとると、山の脊に付けられた歩きにくい道について、南へと急ぐ、漸く南ノ耳に辿り着いた時は、全く夜の闇に閉されて、遂に道を失ってしまった。わずかに標識をすかして見て、これが谷川岳の耳二つだという事は確められても、短い草付と荒れた土肌のために道は消えていた。暫く捜してから諦めると、そこで一夜を明す事に決め、小さな岩陰に三人身体をつけてしゃがみ込む。

ずぶ濡れになった自分たちには、その一夜は楽ではなかった。しかし二人は濡れない上着を持っており、自分は純毛のシャツだったのでかなり助かった。ルックザックの底に残っていたわずかな菓子などを片附けて落着くと、山の歌が誦まれる。