후리가나로 읽는 일본 고전
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ななじゅうぶんかのとし
七重文化の都市
野上 豊一郎
野上 豊一郎의 七重文化の都市(ななじゅうぶんかのとし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,586자 · 27화면
最古の「白壁」の王城とか、初期のプタ※(小書き片仮名ハ、1-6-83)殿堂とか、そういったものはもとより保存を望むべくもないが、ルクソル付近の実例からいっても、第十九王朝のラメセス二世の遺物ぐらいは、度々の兵火さえなかったら、今も見られる筈であったと思う。ラメセス二世はアジア攻略の便利のためにテバイから三角州に都を移した。それは今のタニス付近といわれるが、メムフィスにも大きな殿堂が建てられた。その殿堂の前に立っていたと推定されるラメセス自身の花崗岩の巨像が、メムフィスの棕櫚の木の茂みの中に仰向けに倒れている。頭から王冠が折れ飛んでるのもあわれであれば、穢ない子供たちがその上に攀じ登って遊んでるのもあわれである。
メムフィスにはラメセス二世の巨像が今一つ残っている。今いった野天の巨像から西の方へサッカラ道を少し行くと、棕櫚の木の更に夥しく茂った間に泥土の家が建っていて、家の中一ぱいに巨像が横たえられてある。巨像の倒れてる上を後から家で包んで、入場料四ピアストルを徴収するような設備にしたのであろう。長さ四十二呎のひどく堅い一本石の石灰石の立像で、殊にその顔の晴れやかな美しさは無類である。