일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんじゅうねんごのせかい

三十年後の世界

海野 十三

海野 十三의 三十年後の世界(さんじゅうねんごのせかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 68,140자 · 137화면

아오조라 문고

それでわれらの探検隊は、ここに倉庫をおいてあるのだ。ここだけじゃない、月世界には、みんなで十五箇所に倉庫を持っている」

カコ技師は、そういって正吉に説明をした。なるほど、もっともなことだ。火星へ行き、また金星へとぶようなとき、この世界の月倉庫は、たいへん重大な役割をするわけである。これほどの行きとどいた注意と、用意がなければ、宇宙探検などという壮挙は成功しないのだ。なんでもいいから、ロケットは宇宙探検に成功するというわけではないのだ。

「すると、わがマルモ探検隊の乗っているロケットも、ここで故障が起ったんですか」

「いや、故障ではない。われわれの場合は、燃料の一種とするための鉱物を、この倉庫においてあるので、それを取りに来たのだ」

「やっぱりウラニゥムみたいなものですか」

「まあ、そうだね」

「地球を出るときにつんで行けばよかったのに、どうしてそうしないのですか」

「地球には、そのルナビゥムという貴重な鉱物がすくないのだ。この月の中には、かなりうずもれていると思われる」

ルナビゥムとカコ技師は、正吉のまだ耳にしたことのない鉱物の名をいった。

ルナビゥムについて、正吉はもっと話を聞きたいと思ったが、そこへ四台の装甲車がしずしずとはいって来て、カコ技師がたいへん忙しくなったので、もう話しかけられなくなった。