후리가나로 읽는 일본 고전
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
三好 十郎의 三好十郎の仕事 第三巻(あるくこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,472자 · 667화면
その予想に立って自分の腹をきめるのです。そうでなければ何ひとつ決心できないのです。ことが多少でもうまく行くことを考えながら何かをしようとすると恐怖がさきに立って私の足はこわばりすくんで自由さを失い、できることにまで失敗するのです。
私は海へ飛びこむときには、海底の岩にぶちあたって、頭を割ることを予想したうえでなければ飛びこめません。だれかと喧嘩するときには、自分が殺されることを予想したうえでないと手が出せません。それは、いつでも虚無から発想発足するということです。全き否定から肯定を引きずりだしてくるということです。そういう哲学上、人生観上の心法が西洋にも東洋にもこれまでありました。ことに東洋のうんだ深い知恵のたいがいは、この手の心法をふくんでいます。老荘や道教や禅や真言、それから道元や日蓮や親鸞などのメトーデ、それから茶道の歴史上にあらわれている巨大な師匠たちの様式など、その、代表的なものでありましょう。
ところが私のやつは、そのような高級なものではさらさらありません。臆病のあまり、怖いのをがまんして何とかやっていく必要から、考えに考えたはてに、たどりついた方式です。