일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふざいじぬし

不在地主

小林 多喜二

小林 多喜二의 不在地主(ふざいじぬし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 69,990자 · 141화면

아오조라 문고

――土の熱いムレッ返しが来る。

土方は皆褌一つで働いていた。身体は掘りかえして行く土より赭黒く焼けて、土埃のかかった背中を、汗が幾つにも筋を引いて、流れている。鮮人は百人近くいた。

急カーヴへ来ると、いきなりトロッコの外側が浮き上る。浮き上った片方の車輪が空廻りした。――健達は五六人藪入り前を、ここへ稼ぎに来ていた。仕事は危なかった。

それは空知川から水を引いて、江別、石狩に至るまでの蜒々二十何里という大灌漑溝を作るための工事で、一旦それが竣成すれば、その分派線一帯にかけて、何千町歩という美田が出来上る。北海道の産米がそれで一躍鰻上りに増えるのだった。

村長を看板にし、関係大地主が役員になって、「土功組合」を組織し、北海道庁から「補助金」や「低利資金」の融通を受ける。拓殖銀行は特別低利で「年賦償還貸付」をした。北海道拓殖のためだった。――その工事は「監獄部屋」に引受けさせる。土方を使えば、当り前一日三、四円分位の労働を五、六十銭でやる。で、頭が二重にも、三重にもハネられた。

大地主は只のような金で、その金の割合の何十倍もの造田が出来た。造田さえされれば、「低利資金」