후리가나로 읽는 일본 고전
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うぶやものがたり
与謝野晶子評論集
与謝野 晶子
与謝野 晶子의 与謝野晶子評論集(うぶやものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,383자 · 233화면
それにしてもまだ十分女の暗黒面を『著聞集』や『今昔物語』などのように露骨に書いてないのは、当時の手本である支那文学にそういう類の物がなかったせいでもありましょうが、一つは男に甚く女の醜い所を見せまいという矯飾の心、後世の道徳家の言葉で申せば貞淑の心から書かなかったのでしょう。
紫式部は女を巧く書きましたにかかわらず、男はそれほどでもありません。光源氏などはどうも理想の人物で当時の歴史を読んだ者にはこういう男子の存在を信ぜられません。昔から女には男を書く事が困かしいのでしょう。近松の書きました女性の中でお種にお才、小春とお三などは女が読んでも頷かれますが、貞女とか忠義に凝った女などは人形のように思われます。
婦人の小説家がこの後成功しようと致すには、従来のように男の方の小説を模倣する事を廃め、世間に女らしく見せようとする矯飾の心を抛って、自己の感情を練り、自己の観察を鋭くして、遠慮なく女の心持を真実に打出すのが最上の法かと存じます。また女の作家がこういう態度で物を書けば、几帳を撤して女の真面目を出すのですから、女の美も醜も能く男の方に解る事になりましょう。