후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
うぶやものがたり
与謝野晶子評論集
与謝野 晶子
与謝野 晶子의 与謝野晶子評論集(うぶやものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,383자 · 233화면
考えるという事を働くという事よりも卑しい事とし、または協立しがたき事のように思い、甚しきは有害なりとして排斥しようとする風は、今の官憲にも教育者にも父兄の間にも行われている。「広く智識を世界に求め云云」と仰せられた維新の御誓文を拝したる以後の国民は、何よりも思想を重んずべきはずであるのに、今なおそのような蛮風の遺っているのは困ったものである。近頃聞く所に由ると、社会主義者の中に或る大逆罪の犯人を発見するに及んで、政府の高官らは慌てて欧洲の書籍を研究し、初めて社会主義と無政府主義との区別を知ったという事である。また一冊の新刊小説をも読むことなくして現代文学を排斥する官憲や教育家の多いことは現に見受ける所である。また山形県酒田の富豪本間氏がその子弟の教育を小学程度に止めてそれ以上を学ばしめざるのみか、氏一家の反対に由って今なお中学の設置を酒田町に見ざる類の、非文明的な父兄も各地に多いのである。わたしはそういう保守頑冥な階級に対しては唯困ったものだと思うのみで最早どうしようという見込も考もないが、願くば新しい思想を尊び新しい活動を実現しようとする進歩主義の人人の驥尾に従い、胸の鼓動をそれらの人人の調子と一つに揃えて意義ある自分の生活を続けたいと思っている。