후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいへいわのすうせい
世界平和の趨勢
大隈 重信
大隈 重信의 世界平和の趨勢(せかいへいわのすうせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,746자 · 14화면
ものは、皆これら資本家が政府に強いて軍備を競争的に拡張せしめ、以て自己の利を図るの結果であると喝破したが、これは如何にもその通りである。近世に於ける欧州の戦費の五百億は皆猶太人のポッケットより出たものである。かの世界第一の富豪ロスチャイルド家の如きも、各国の政府に金を貸し付けて戦わしめ、また軍備を拡張せしめ、これによって得たところの収益で現時の富をなすに至ったものである。而して今や資本家の勢力は政府を左右し、平和の継続、戦争の開始、軍備の拡張、軍事費の増加をその意思のままにすることが出来る。政府はただ資本家の欲するがままに動く。こういう傾向は、確かに近代になって著しく見えて来たようである。この際独り憐れむべきは、資本家の懐を肥やすがために、政府より膏血を絞り取らるる各国の人民である。およそ国民の負担力には限りのあるものであるが、今日は各国共、過大なる軍事費のために、ほとんどその負担力のマキシマムを超えんとするの状態にある。別言すれば軍備競争のために、現時の各国民の生活はほとんどミニマムにまで低下したという憐れむべき状態である。従ってもはやこの上軍事費を加えんことは各国共にほとんど堪え能わざるところであるから、軍備競争も自ずから行き止まりとなるの時期は近づいたと思う。