일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

せけんし

世間師

小栗 風葉

小栗 風葉의 世間師(せけんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,390자 · 36화면

아오조라 문고

ね、どうせ旅で果てるものなら、おもしろおかしく渡る方が徳じゃねえか。同じ広い旅に出てながら、この気随気儘な世間師の味が分らねえかと思うと可哀そうだ。」

その夫婦者は万年筆を造って売り歩くのだ。万年筆といってもその実小児瞞しの玩具にすぎぬ。銅の薄く延ばしたのを長さ二寸ぐらいの管にして、先を細く窄めて、元口へ木の栓をする。その栓から糸のような黄銅の針線が管の突先までさしこんであって、管へ墨汁を入れて字なり何なり書くと、その針線の工合で墨が細く切れずに出る、というだけの物だ。頭の天辺の薄くなった亭主が、銅の延片を型へ入れて巻いている。すると、櫛巻の女房が小さい焼鏝を焼いて、管の合せ目へ、ジューとハンダを流す。小さい台を真中に夫婦さし向いで、午前半日精々としあげておいて、午後二人でそれを売りに出る。

「どうだね、万年屋さん、儲かりますかい。」

と同宿の者が辞を懸けると、

「どうしまして。いや、もう、貧乏閑なしですよ、へへへ。」と卑しい笑様をする。

「巧く言ってるぜ。付合いは嫌いだし、酒は飲まず、女には上さんで不自由しねえし、それで溜らなかったらどうかしてらあ。