일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

せけんし

世間師

小栗 風葉

小栗 風葉의 世間師(せけんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,390자 · 36화면

아오조라 문고

」

それから、女房は私を捉えて愚痴半分にいろいろと談した。夫婦も以前は相応な百姓であったが、今から八九年前出水があって、家も田畑もすっかり流されてしまった。それからこの方二人は旅から旅へと細い商いをして廻って、少しずつ残した金を銀行へ預けているのだが、それがある高に積ると、故郷へ帰って田地を買って、また元の百姓になるつもりだとの事。

「八年も九年も懸って、それでやっと始めの見込みの半分しかまだ残らないんだもの。それが今度のようなことで、銀行が潰れた日にゃ浮む瀬はありゃしない。今までだっていい加減に飽き飽きしたもの、この上また何年も何年も、こんな――食いたい物も食わないで辛抱するようじゃ、私ゃ本当に命が縮まる。何もね、そんなにまで辛抱して、百姓にならなきゃならないわけもないじゃないかねえ。」と女房はしみじみ訴した。

私は気毒で慰めようもなかった。

その夜万年屋のいないのを、同宿の者が訝かって女房に聞いたが、ただちょっと田舎へとのみで、委しいことは言わなかった。しかし、愛相のよかった女房がすっかり沈みこんでしまって、ろくに口も利かないのを、人々は亭主がいなくなって寂しいからだろうと諢った。