후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ちゅうよう
中庸
坂口 安吾의 中庸(ちゅうよう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,104자 · 33화면
たまたま彼の意見が敬意を払われた如くである場合には、狡猾な村人たちが負担を彼に負わしめた場合の如きに限られているようである。
彼は富める人の如くにも思われぬから、手弁当はとにかくとして、今回の失費の如きをいかにして支払うのか、人ごとながら頭痛にやんだほどである。しかるに彼は彼自身の損害や心痛については決して語ろうとしなかった。彼は身にふりかかる苦難は誰にも秘めて堪え忍ぶのが本懐なりと堅く心に期するものの如くである。それにひきかえ彼に苦難を与えた人物に対しては邪推の限りをつくして悪口を浴せた。
「今だから申しますが、小学校の怪火には、放火した犯人がいるのです」
彼は余を役場へみちびく道すがら、突然そのようなことを云いだした。
「君はその犯人が放火の現場を見たのですか」
「見てはおりませんが、諸般の状況で彼が犯人であることに間違ありません。犯人は根作ですよ」
憎悪に狂ったあまりの例の邪推に相違ない。余が聞き耳をたてる風がないのを見て、彼はいささか気色ばんで説明をはじめた。
「昨年、小学校の怪火に先立って火事が三度もつづいたのは御記憶のことと思います。いずれも火の不始末からの失火ですが、この村に三度も火事がつづくなどとは、曾てない異常な出来事です。