후리가나로 읽는 일본 고전
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ちゅうよう
中庸
坂口 安吾의 中庸(ちゅうよう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,104자 · 33화면
太平洋に大戦起るという直前に、余は予備役に編入された。猫の手も借りたいほどの重大な時に当って予備に編入されるとは、よくよく無能と見込まれたものか。まだしも少将に進級しての予備役ならば慰めるところもあったのだが、余は茫然自失、あまりの恥辱に自決を考えたこともあった。
その後、心をとり直して海軍水路部というところに一介の雇として奉職したが、雇であれば予備大佐の肩書も物を云わない。わが子のような中尉少尉に叱られながら、これを修養と心得て、堪えに堪えて終戦に至った。軍人たる者が未曾有の大戦に遭遇しながら、官を解かれ、大戦に参加を許されないとは何たる笑うべきことか。子孫にも語り得ざる歴史。自嘲あるのみである。
羽生が余の最も怖るる言葉を放ったので、余は彼の心事を訝かった。仇敵たりとも多少のいたわりはあろうものを。面と向ってこの言葉を放つからには、よくよくのことがなければならぬ。しかし余にはその心当りがないのである。
「私が小学校へ行ったことが、それほど君の気にさわる理由が分らない。君は婦人にたばこを与えた男が悪人だと考えるような変った習慣があるのだね」
「まア、そうですな。