일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かずえはいそがしい

主計は忙しい

山本 周五郎

山本 周五郎의 主計は忙しい(かずえはいそがしい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,315자 · 37화면

아오조라 문고

平之助は一種の表情でじっとこちらを見、ついで妙な笑いかたをした。

「それは、いってもいいが、しかし」

「先生のほうは後でおれからそう云おう、機嫌を直して海でも見て来るがいい」主計は劬るようにこう云い添えた、「――念のために云っておくが、いま先生はたいへん悲しそうにしていらしったぞ、本当に悲しそうな声でこう仰しゃった、……平之助は可哀そうだと」

「まさにそのとおりさ」まるで意味を穿きちがえた眼つきだった、「――おれは哀れな人間だよ、しかし……」

主計はあとを聞かずに立上った。

かくて飛切り別誂えの吉日である。朝のうち折江に、「武田が供に加わるから」と囁いて旅へ送り出し、日程どおり馳けまわるうち、弥一郎に木下家へ紋服を届けさせ、出稽古を終るとそのまま、いっさんに榎坂へと走せつけた。――既に日の昏れで、部屋には燈がはいっていた。小部屋へはいって届いていた物と着替える。木下の母堂はじめ見知らぬ人々が、狭い家の中をおちつきなく動きまわっている中から、正装した六郎兵衛が多少は衒れた恰好で現われ、突袖などしてみながら苦笑いをしてみせた。

「忘れずによく来たね、どうだこの姿は、おかげで馬子の衣裳だ」