후리가나로 읽는 일본 고전
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かずえはいそがしい
主計は忙しい
山本 周五郎
山本 周五郎의 主計は忙しい(かずえはいそがしい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,315자 · 37화면
「まあそんな」折江は少し頬を染めながらこちらを睨んだ、「――こんなところで、そのようなことを仰しゃっては困りますわ」
「しかし、善は急げといいますからな」
「それにしても、此処までわざわざ追っていらっしゃるなんて」
「いやほかにも一つ用があったんです、武田をお付けしましたが彼に急用が出来ましてね、ここから帰すことにしますから、どうぞあとは二人だけお伴れになって下さい、これで申上げることは済みました」主計は馬を吉造から受取った、「――松乃どの、吉造もしっかり供をたのむぞ」
「ではもうお戻りなさいますの」
「なにしろ急用ですからね、どうぞ構わずいらしって下さい、私もお見送りをせずに引返します、お帰りになるまでには、日取りもきめておく積りです」
「なんてお忙しいのでしょう」折江はついそう云って笑いだした、「――ではこのまま」
御平安にと云って主計は振返り、そこに立っている平之助を促して道を戻った。――二町あまり来て見かえると、もう折江たちの姿は松並木のかなたに隠れていた、主計はそこから左手へ三段ほどはいったところに、いま満開の梅林があるのをみつけ、「あれへいって休もう」