일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きゅうしゅうのひがしかいがん

九州の東海岸

宮本 百合子

宮本 百合子의 九州の東海岸(きゅうしゅうのひがしかいがん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,091자 · 7화면

아오조라 문고

去年両親が旅行した時もわざわざ宮崎へ泊って見物した由、帰っての話題に相当大きい役割を持っていた。

私共はそもそも初めの予定では鹿児島の方へは廻らない積りだった。廻ったらとても旅費が足りない。ところが、別府が危ぶんでいた通り思わしくなかったので、それではと鹿児島廻りで長崎へ行こうとたったのであった。どうせ大淀を通るなら、一寸汽車を工面して見るのも悪くない。四時間ばかり余裕を見て、大淀駅から青島行自動車に乗った。豊後から日向に入ると、景色が変った。豊後の、海沿いに島があったり、入江があったり、実に所謂いい景色にちんまりしていたのが、日向にかかると、風景がずっと放胆で平原的になった。広々した畑、関西風な村を抜けて自動車が青島へ向い駛るにつれ、私は段々愉快で堪らなくなって来た。別府、臼杵、経て来た町にないおおどかさが日向という国には満ちている。日向と書く文字に偽りなく、ここは明るい。平明に、こだわりなく天と地とがぽーっと胸を打ち開いて、高らかな天然の樹木、人間の耕作物をいだきのせている。自動車という文明の乗物できまった村街道を進むのではあるが、外の自然を見ていると、空気に、日光に、原始的な、神代めいた朗かさ、自由さ、豊富さが横溢して指の先へまで伝わって来るのだ。