일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふたつのじょぶん

二つの

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 二つの(ふたつのじょぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 115,903자 · 236화면

아오조라 문고

中国の古い詩人は、一鳥啼いて山さらに静かなりとうたったが、漱石先生はもっと巧くこの境地を表現して居られる。「ほろほろと山吹散るや滝の音」の句は、私が最も愛好する句の一つであり、いかにもよく深山の静寂さをとらえている。

雪はしんしんと降っている。今が書き入れ時である。大空はるか高いところで、雪の結晶が最初に誕生する時、何か芯になるものが無ければならない。その芯については、今までのところいろいろな学説が出されているが、まだ本当にそれを捕えた人はない。それは顕微鏡でも見分けられないような小さなものであるが、幸いにこの頃は電子顕微鏡が発達したので、巧くやればその本体が見つかる見込みが十分ある。助手のK君がこの電子顕微鏡のエキスパートなので、わざわざこの山奥までその標本をとりに来たところである。

アメリカでは、シェファー博士たちが、人工降雪の研究に没頭し、近いうちに、地球上の気象を人間の力で支配しようという夢を抱いている。その夢の一部を担当する仕事が、これなのである。人間の力で雪が降らせたら、雨ももちろん降らせることが出来る。南太平洋のあの広茫たる海原の中で、颱風の芽が萌え出して来る。