일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふたつのじょぶん

二つの

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 二つの(ふたつのじょぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 115,903자 · 236화면

아오조라 문고

これは壮瞥村の郵便局長三松氏であった。その記録によってわれわれは、この世紀の大事件の過程を、居ながらにして知ることが出来るのである。この爆発の報道は、数行ばかりの記事として、新聞の片隅に出ていたが、その時期がたまたま今次の大戦の決定的段階を画したサイパンの陥落と相前後していたために、狂躁的興奮の渦に巻かれていた国民の中に、それに一瞥を与えた人は殆ど無かったであろう。しかし三松氏はその後も相継ぐ国民的悲報の連続の中で、克明にこの記録をとり続けたのである。

第何回目の爆発であったか忘れたが、爆発の写真を撮るべく苦心を重ねていた福富教授が、遂にその撮影に成功して、その貴重な写真を持って来られたことがある。「ちょうど運がよろしかったのでしてね。噴火口の一五〇メートル近くくらいまで行った時に、この爆発が起ったんです。慌てて写真を撮ったんですが、もうその時にはこんな大きい石がばらばら落ちて来ますもので。さあもうリュックも何も放り出して逃げて参りました」ということであった。自分で持って来た写真に、自分で見惚れている同君の顔には、つい先頃テニヤンの悲劇で令弟を喪った嘆きの陰も見られなかった。