후리가나로 읽는 일본 고전
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ふたつのじょぶん
二つの
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 二つの(ふたつのじょぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 115,903자 · 236화면
その時或る村で、ついでに戦傷者の家も訪ねたら、その細君が「負傷ではもの足りません」とけなげな応対をしたそうである。戦後でも人民はいじらしいものである。ゼネストなど華々しい御連中が、ストーブを囲んで煙草を喫んでいる建物の外には、全身雪をかぶった人たちが、黙然として寒風にさらされながら、徹夜をして切符の売出しを待っていたこともある。
況復秦兵耐苦戦 況や復た秦兵の苦戦に耐うるをや
被駆不異犬与鶏 駆られて犬と鶏とに異ならず
長者雖有問 長者問うこと有りと雖も
役夫敢伸恨 役夫敢えて恨みを伸べんや
戦争中によく出征する学生の国旗に字を書かされたが、そういう時の難文句も『杜詩』を見ればちゃんと出ている。海軍へ行く男には
仰看明星当空大 仰いで明星の空に当りて大いなるを看る
というのがあり、陸軍へ行く男には
春来万里客 春来 万里の客
乱定幾年帰 乱定まって幾年か帰らん
という文句が用意されている。ちょっと見た漢字ではよく分らないから、当時としても叱られる心配は無かった。実に便利なものである。
それに『杜詩』のよいことは、易しい漢字でたいへん巧い文句が出来ていることである。