후리가나로 읽는 일본 고전
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ふたつのいえをつなぐかいそう
二つの家を繋ぐ回想
宮本 百合子
宮本 百合子의 二つの家を繋ぐ回想(ふたつのいえをつなぐかいそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,480자 · 37화면
どうしたらよい、と云うのである。
自分は、一応順序として、彼も其には心付いて居、前に二人に来て戴きたいと云ったのだと話した。
「然しだね。丁度、来い行こうと云うようになって居た時に引越などをして仕舞ったのは、実に失敗だったね。自分は、よくあの母が行くと云ったと思って居る。あの機会を逃したのは、実に手落ちだった。只、延びたと云うだけでなく、引越しより、自分達を招くことが重大でなかった証挙だと母などは思って仕舞った。それを第一に思って居れば、引越しなどは十日でも二十日でも、延して置ける筈だと云うのだ。
延してもよいかときかれて、いけないとは云えない立場だろう?」
父の、斯う云う場合の話しは、コンヴィンシングな、独特な情を持って居る。
自分等として、決して、彼等を招くことを軽く考えたのではなかったが、行為の裡には、種々な矛盾が包まれて居たのが反省された。
若し自分が、父や母に、各々独立した人間として立場、性格、仕事を認めて貰うことを、要求するなら、又此方も、彼等に対して、為すべき其だけの義務はあるのではないだろうか。
友達を、仮令えば晩餐に招き、急に家があったからと云って、電話一つで延して呉れと云うとは思われない。