일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふたつのにわ

二つの庭

宮本 百合子

宮本 百合子의 二つの庭(ふたつのにわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,492자 · 389화면

아오조라 문고

素子は、おこったようにはねつけた。

「きのうも、同じこと言ったじゃないか」

「そうだったかしら――ごめんなさい」

そして、伸子はまたその本に戻ってゆくのであった。

階級というものの存在は客観的であって、自分自分の主観に立ったこころもちにかかわりない社会的事実である。このことは、伸子を深く考えこませた。人はそれぞれ一定の階級に属し、階級はそのものとしての歴史的な利害をもっている。この客観の事実は、その人が階級というものについて全く無智で暮している場合でも、動かせない現実として存在する。そういうところを読むと、伸子にも、ぼんやりと、リャクに来た青年たちと自分との第三者からみた立場のちがいが、どういうことになるかわかるようにも思えた。伸子は、自分というものが、社会の階級では中産階級という不安定な階級に属す一人の女だということを理解した。自分の仕事をもって、独立の経済で生活しているにしろ、中産階級・小市民という階級に属していることにかわりはなかった。そして、その中産階級というものは、ますます寡頭化してゆくブルジョアジーと勤労階級との矛盾の間にはさまって動揺しており、歴史の発展の中で新しい任務をもちはじめている勤労階級と利害をともにする立場にうつるか、さもなければ、本質的な発展を阻まれたままふるい支配階級とともに歴史