일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふたつのにわ

二つの庭

宮本 百合子

宮本 百合子의 二つの庭(ふたつのにわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,492자 · 389화면

아오조라 문고

階級的に発展することだけが、小市民の歴史における正しい生きかただとして、それはどういう風にしておこるだろう。

「あなたにわかる?」

伸子は、校正をしている素子のわきにくっついて云った。

「相川良之介の聰明に限界があったわけがわかるようでもあるんだけれど――階級的移行って、一人一人にとって、たとえば、あなたやわたしにどういう風におこるんだと思う?」

「ぶこちゃんは、それが生れつきなんだろうけれど、いやんなっちゃうな」

赤インクのついたペンをもったまま素子はほんとにいやになるようにわきに立っている伸子を椅子の上から見上げた。

「いつだって、こうだ、知ってるかい自分で――こんどだって、あの本見つけて来たのは、わたしだよ。ぶこちゃんは、うちにただ坐ってたんじゃないか。わたしは用で外へ出なくちゃならない。すると君は坐ってそれをよんでいる。そしてどんどん吸収して生長してゆくんだ。いつだってそうだ。わたしがきっかけをつくる、それをわきからとってものにしてしまうのは、ぶこさ」

素子は、暗い眼でじっと伸子を見すえた。

「そこがおおかた力のちがいというもんなんでしょうがね……」