일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふたつのにわ

二つの庭

宮本 百合子

宮本 百合子의 二つの庭(ふたつのにわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,492자 · 389화면

아오조라 문고

多計代は着いたなりの服装で食堂のいつもの場所に中腰で、早速大きいコップにレモンの切れの浮いた水をもって来させているところだった。多計代の帰京は急なことだったらしく、うちじゅうに特別なざわめきが感じられた。

「おかえりなさいまし……クラクソンが角のところできこえたわ」

伸子は、そういいながら、母のわきに自分も中腰になった。

「じゃあ知らなかったの?」

「しらなかったわ」

「――あした隅田さんの御婚礼にどうしても出なけれゃならないもんだからね。急に帰って来たってわけさ」

多計代は、しばらく会わなかった伸子を、しらべるように上下に見た。

「どうしているの?」

「――きょうは、ちょっとお願いがあって来たところだったの」

「へえ……」

父ひとりのつもりのところへ伸子が来て、何をたのもうとしたのだろう。多計代は、あらわに、そういう表情をした。

「何の御用かしらないけれど、わたしは、ちょいと着物を着かえさせてもらいますよ」

いれちがいに、響く足音をたてて、兵児帯をまきつけた泰造が入って来た。

「どうです!」

伸子に向って、泰造は握手するように手をさしのべた。

「たいしたことになったじゃないか」