일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふたつのにわ

二つの庭

宮本 百合子

宮本 百合子의 二つの庭(ふたつのにわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,492자 · 389화면

아오조라 문고

「あすこへ行きましょう、どんなとこでもいいわ。かけられさえしたら――」

素子は、まちきれないように、白ペンキをぬったその喫茶店のドアの内へ入るなり、マッチをすって、タバコへ火をつけた。

旅券の裏書ができれば、だいたい一ヵ月ぐらいのうちに出発しなければならない規定だった。伸子たちの旅行準備は、トランクを買うことから旅行のための服装の仕度まで俄に現実のこととしてせわしくなりはじめた。毎土曜日の午後やっていたロシア語勉強も、二人が大使館へ行った翌日で、おしまいにすることになった。素子は、課業をはじめる前いつもどおり帳面と本とを並べている浅原蕗子に、

「浅原さんいよいよきょうでおしまいですよ。ヴィザが一週間位のうちに出来るらしいから」

といった。

「ほんとですか」

蕗子は、いつものおとなしい声はそのまま、眼を大きくするような表情をした。そしてもう一度、

「ほんとですか」

と、念をおすように、同じ長椅子に並んでかけている伸子をかえりみた。

「こんどは、たしかそうよ」

伸子は、きのう自分たち二人がパルヴィン博士のところでどんなにのどのかわくような思いをしたか、ということを珍しい夫婦のくみあわせと一緒に話した。