일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にじゅうしのひとみ

二十四の瞳

壺井 栄

壺井 栄의 二十四の瞳(にじゅうしのひとみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 113,429자 · 227화면

아오조라 문고

しかしミサ子のほうは、さすがにあっさりと生地をみせ、なつかしそうにいった。

「先生がまた岬へおいでるというのを聞いて、わたし、うれしくて涙が出ましたの。母子二代ですもの。こんなこと、めずらしいですわ、ほんとに。でも先生、お達者で、よろしかったこと」

「おかげさまで。でも、みんな、いろんな苦労をくぐりましたね」

それには答えず、あたりを見まわしながら、ミサ子は、

「先生が怪我をしたところ、ここらへんでしたかしらん?」

なつかしそうな目をしていった。

「そう、でしたね。よく思いだしてくれたこと」

「そりゃあ忘れませんわ。ときどき思いだしては早苗さんと話していたんですもの。わたしらのクラスは、岬に学校がひらかれていらいの変わりものの寄り集まりらしいって。ほら、あのとき、先生とこまで歩いていったりして」

そういいながら、はるかな一本松に目をやり、ちょうど近づいてきた大吉の舟を、けげんな顔でながめた。舟はもう目の前にその姿を見せていたのだ。そのほうを、顔をふってしめしながら、大石先生は笑顔でいった。

「ミサ子さん、あれ、わたしの息子ですよ。ああして毎日、わたしを迎えにきてくれますの」