후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
にじゅうしのひとみ
二十四の瞳
壺井 栄
壺井 栄의 二十四の瞳(にじゅうしのひとみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 113,429자 · 227화면
泣きたいものは、なんぼでも泣け泣け」
古ぐつの上ばきをぱっく ぱっく音させて男先生が去りかけると、はじめてみんなは笑いだした。泣け泣けといわれたのがおかしかったのだ。
始業の板木が鳴りわたり、いよいよ今日の勉強もはじまるわけだ。そのはじめに別れのあいさつをして帰るはずの大石先生であったが、別れのことばをいったあと、なにかに引っぱられるようにして、一、二年の教室へはいった。久しぶりの女先生に、みんなうきうきした。
「じゃあ、この時間だけ、いっしょにべんきょうしてお別れにしましょうね。算数だけど、ほかのことでもいいわ。なにしよう?」
はい はい と手があがり、まだ名ざしをしないうちにマスノが、
「唱歌」
と叫んだ。歓声と拍手がおこった。みんなさんせいらしい。
「浜で歌うたう」
わあっと、また、ときの声があがる。
「せんせ、浜で歌うたう」
マスノがひとりで音頭をとっている。
「じゃあ、男先生にそいって、浜まで送ってきてね。船がまってるから」
パチパチと拍手がおこり、机ががたがた鳴った。男先生に相談すると、それならみんなで送ろうということになった。びっこの大石先生をとりまくようにして十二人の一年生が先頭を歩いた。