후리가나로 읽는 일본 고전
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にかてんいんてんきゅうこうべっけん
二科展院展急行瞥見
寺田 寅彦
寺田 寅彦의 二科展院展急行瞥見(にかてんいんてんきゅうこうべっけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,042자 · 8화면
横山大観氏の絵だけには、いつでも何かしら人を引きつける多少の内容といったようなものがある。決して空虚な絵を描かない人である。今年の幽霊のような女の絵でも、決して好きにはなれないが、しかし一度見たら妙に眼に残って忘れられない不思議なものをもっている。これに反してその隣にあった桜の写生屏風などは第一印象も第二第三の印象も自分には何も残らない。第一、部分と全体とが仲違いをして音信不通の体である。短夜の明け方の夢よりもつかまえどころのない絵であると思った。そういう絵が院展に限らず日本画展覧会には通有である。一体日本画というものが本質的にそういうものなのか。つまり日本画というものはこいう展覧会などに陳列すべきものでないのかとも考えてみる。しかしここにもし光琳でも山楽でも一枚持ってくればやっぱり光って見えはしないかとも思う。来年から、一室に一つくらいずつそういう参考品を陳列して刺戟剤にしてはどうかと、そんな事も考えてみた。
個人展覧会は別として、こういう綜合展覧会は結局個性の展覧会である、それだのに個性のない絵を何百も並べては少なくも展覧会の観客の大部分を形成する素人の見物には退屈の外何物をも与えない。