후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ごべんのつばき
五瓣の椿
山本 周五郎
山本 周五郎의 五瓣の椿(ごべんのつばき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 149,721자 · 296화면
と彼はひどく吃った、「私はそうとは知らなかったから」
「あたしはあなたを畜生にしてやろうと思った」とおしのは構わずに続けた、「あなたを畜生にしたうえで、殺してやるつもりだった、でも考え直しました、あたしはあなたを生かしておいてあげます、殺してしまうには惜しいからです、――あたしはこれから自首して出て、なにもかも申上げます、寮へ火をつけておっ母さんと菊太郎を焼き殺したこと」
源次郎はあといった、「なんだって、おそのさんとその役者を」
「酒で酔い潰れているところを焼き殺したんです」
「私を威かそうというんだな」
「お裁きになればわかるでしょう、家じゅうに油を撒いて火をつけたんですから、あなたの血を分けた娘がね」と云っておしのはやわらかな微笑をうかべた、「――実の母親を焼き殺したうえ、四人の男を次つぎと殺した、これを自首して出れば世間じゅうに知れ渡るでしょう、そして、そのあたしの父親が、丸梅の主人の源次郎だということも」
「私を威すつもりなんだ」と彼が云った。
「あなたは苦しむのよ」とおしのはあやすように云った、「死ぬ苦しみは、いっときだわ、あっけないほどすぐに済んでしまうの、――あなたはそうはさせない、あなたは生きている限り苦しむのよ、親を殺せば磔か火焙りでしょう、あなたは自分が密通をしたこと、密通をして産ませた自分の